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20話 ページ22

今日の授業は森の中でするらしい。

キャンプかな。

あ、マッシュ達だ。

身に覚えのある4人の隣に、見たことがない赤髪の男が混じっている。

あれ誰だろ。

「あ、ハル」

「んあ??誰だてm」

赤髪の子がなにか言おうとしたのだろうけど、こちらを見て固まってしまった。

『はじめまして!私はハル・ジュジュ。

ハルって呼んでね。』

「ハウア!!」

固まったかと思えば次は頭を地面に打ち付け始めてしまった。

忙しいなこの人。

「ハルは僕が守るから。」

「何言ってんだてめえ!

ハルちゃんは俺が守るからねえええ」

急に超デレデレになった赤髪の人に若干、いや大分引いた。

『守られなくても大丈夫だって。私こう見えて強いから』

『てか、マッシュなんか唾ついてる。寝てたの?』

「いや、これh」

「静かにしろお前たち」

炎の中から先生が現れた。

みんなこの演出すんじゃん。飽きたわ。

とりあえず、森サソリなるものを倒せばいいらしい。

これなら楽勝でしょ。

…って思ってたんだけど、

早速みんなとはぐれてしまった…

まあ大丈夫か。私、仮にも特級呪術師だし。

元だけど。

『あ、』

森サソリが現れた!!

どうする? 逃げる
戦う ←選択!

『結界操術 鳥籠』

サソリの周りに大きな結界をはって、

『バイバイ』

縮めれば、終わりだ。

やっぱり簡単だな。あ、このサソリ星型じゃん。

え、星型ってなに???

もしかして0点?

倒した意味ないんじゃね、

まあいいk(!?!?

懐かしい気配がした。

私の手からこぼれ落ちてしまったうちの1人、可愛い後輩の気配が、確かにあった。

その気配は、直ぐに消えてしまったわけだけど、もしかして、死んだら皆ここに来るのだろうか。

もし、もし本当にそうだとしたら、

またあいつと会えるかもしれない。

誰よりも優しい、優しいが故にあの世界で息が出来なかったあいつと。

『…また会おうね、傑』

ポツリと小さく放った言葉は、やけに森の中に響いた。

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モーリー(プロフ) - Mさん» ありがとうございます!勉強大変ですけど、お互い頑張りましょう!💪 (4月2日 19時) (レス) id: 0d623bc3a2 (このIDを非表示/違反報告)
M - 勉強の合間に見させていただいてます。最新話、ありがとうございます! (4月2日 11時) (レス) @page17 id: 25080f638b (このIDを非表示/違反報告)
モーリー(プロフ) - MR サナリアさん» こちらこそご質問ありがとうございます!! (4月1日 0時) (レス) @page11 id: 0d623bc3a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - おぉ〜なるほど! ありがとうございます!! (3月31日 22時) (レス) id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
モーリー(プロフ) - MR サナリアさん» 作者は、呪いは呪いでしか払えないと言ったように、術式も術式でしか対抗できないと、勝手に解釈してるので、術式は魔法を防げるのに対し、魔法は術式を防げない、と考えてます。なので、この小説内では、魔法よりも術式の方が有利です。 (3月31日 22時) (レス) id: 0d623bc3a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モーリー | 作成日時:2024年3月29日 0時

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