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3rd Snowfall Finale ページ15
あれから3週間経った。大介は俊哉と裕太の協力で動画サイトに配信するダンサーになった。勿論芸名を使って正体を隠すながら。大介は母の旧姓の「桜井」を取って「桜井尚也」って名乗った。ピンク色のウィッグと仮面も付けて。初配信だけで人気者になって「氷の羽」って言うあだ名が出来た。
女生徒A 「ねぇねぇ、桜井尚也くんの新しい動画見た？」
女生徒B 「見たよ。凄くカッコイイ！」
女生徒C 「実際に見れたらいいなぁ。」
まさに学校にも話題になった。
大介 「もう、うるさい。(まぁ、うるさいの原因は俺なんだけど…)」
辰哉 「おい、佐久間。」
大介 「どうした、ふっか？」
辰哉 「いや、お前に珍しくボ〜っとしていて。」
大介 「まぁ、わけがあってね。でも、最近学校はあの謎のダンサーに注目しているね。」
辰哉 「あれ、佐久間知っていた？オタクだから興味無いかっと思った。」
大介 「いや、それはネットで見るよ。(そしてオタクではないけど…)」
辰哉 「そっか。」
今の頃、ダンス部は準備をしていながら部員の岩本照がずっと大介の動画を見て部長に怒られていた。
部長 「こら、岩本！今は動画を見る時じゃないぞ！」
照 「ご…ごめんなさい。」
誰も「桜井尚也」の正体を知らないから新人にかかわらずすぐに憧れの人になった。
照 「桜井先輩はどんな人なんだろう？」
俊哉と裕太とスノーイは隠れて全部聞いた。
スノーイ 「この人、大介に夢中だな。」
俊哉 「でも、プロフィールが無いからもっと気になる人が多いかも。」
裕太 「佐久間の許可貰ってサイトを作ろう。」
大介が学校終わってカフェに行って俊哉と裕太と共に「桜井尚也」の個人サイトを作った。
俊哉 「これで良いの？」
大介 「スゲー…まだ1時間も経ってないのに。」
裕太 「みやっちはこれに対して専門なんだ。俺がマネージャー担当でみやっちはスケジュールと情報整理担当。」
スノーイ 「僕も役に足りたい！」
裕太 「じゃあ、マスコットはどう？」
スノーイ 「マスコットってなに？」
大介 「えっと…簡単に説明すると、イメージキャラクターとか象徴みたいな感じかな。」
スノーイ 「…」
大介 「まぁ…まだ決定しないから、今はセーフ。」
普通の高校生、普通じゃないヒーロー、謎だらけのダンサー。3個の分野になんかの共通点があった。それは…全員同一人物。でも、誰もその事を知らない。
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作者名：時音 | 作成日時：2022年9月5日 11時
